【歯科医院向け】ホームページ制作に必要な原稿と写真の準備
はじめに:原稿を書き上げる前に「事実」と「確認担当」を整理
歯科医院のホームページ制作を進めるには、文章をすべて書き上げる前に、掲載する事実と確認担当を整理することが大切です。診療時間や予約先が確定していないと、デザインが進んでも公開前の修正が増えてしまいます。
まずは「基本情報」「診療内容」「写真」「運用情報」をそろえましょう。完成した原稿がなくても、不明点を見える形にすれば、制作会社に支援してほしい範囲を伝えられます。
この記事の要点
- 基本情報・診療ページの原稿・写真の準備のしかた
- 提出物を担当と確認状況つきで管理する方法
- 受付の質問を原稿に生かし、公開前の確認を院長と受付で分担する
掲載する情報と素材を準備する
医院の基本情報を1つにまとめる
次の情報を整理します。表記を1つに決めておくと、ページごとの食い違いを防ぎやすくなります。
- 医院名、ふりがな
- 住所、電話番号
- 曜日ごとの診療時間、休診日
- 予約方法
- アクセス、駐車場・駐輪場の情報
最終受付と診療終了の時刻が違う場合は、それぞれを区別してください。代表番号と予約用番号が分かれているなら用途を明示します。住所は建物名や階数まで確認し、地図上の入口と実際の来院経路にずれがないかも確認しましょう。
診療ページの原稿は事実から準備する
各診療について、対応している相談、診療の進め方、検査や説明、受診時の案内を整理します。自費診療を掲載する場合は、費用や治療の説明、リスク等の情報を、適用される医療広告ルールに沿って確認してください。
下書きを制作会社に依頼する場合でも、実施していない治療や設備が書かれていないか、院長が確認する工程は必要です。「一般的にはこうする」という説明と、自院で実際に行っている内容を区別しましょう。定型文は診療実態に合わせて修正する出発点として使います。
写真は用途を決めて集める
外観、入口、受付、待合室、診療室、設備、院長、スタッフなどを候補にします。用途を決めると不足が見えます。
| 外観 | 医院を見つけるため |
|---|---|
| 入口 | 入り方を伝えるため |
| 設備 | 説明を補うため |
既存の写真は利用権と、現在の院内との一致を確認します。人物が写る場合は掲載の同意も確認しましょう。撮影前には、患者さんの名前が分かる書類や画面、個人情報を含む掲示物が写り込まない状態に整えてください。
提出物と管理情報を整理する
提出物は担当と確認状況を付けて管理する
準備リストは「項目/確定した情報/提供担当/確認担当/未確認点」の形にします。例えば次のように書けば、次に必要な作業が分かります。
| 項目 | 診療時間 |
|---|---|
| 確定した情報 | 曜日別の確定表 |
| 提供担当 | 受付 |
| 確認担当 | 院長 |
| 未確認点 | 祝日の扱いを確認中 |
ファイルにも掲載先が分かる名前を付けます。「写真01」より「入口・道路側」「待合室・現状」の方が使い道を伝えられます。変更時は古い資料と新しい資料を同時に送るのではなく、どれが最新版かを明示して共有してください。
リニューアルの場合は管理情報も用意する
次の情報を確認します。管理画面やアクセス解析の権限が分かれば、その所在も伝えましょう。
- 現在のサイトURL
- 制作・管理会社の連絡先
- ドメインとサーバーの管理状況
- メール利用の有無
- 予約サービスのURL
共有用の一覧にパスワードをそのまま書く必要はありません。機密情報の受け渡しは担当者と方法を決めます。現在の契約に不明点があれば、先に解約するのではなく、制作会社に確認事項を相談してください。
管理会社を変える場合の進め方は、制作会社を変更する手順で詳しく紹介しています。
院内で原稿と画面を確認する
受付の質問を原稿づくりに使う
独自の文章にするために、受付で繰り返し聞かれる質問を個人情報なしで集めてみましょう。来院前の確認は案内文の材料になります。
| 初めてでもWeb予約できますか | 予約案内へ |
|---|---|
| 駐車場の入口はどちらですか | アクセスへ |
| 何を持参すればよいですか | 初診案内へ |
質問をそのまま多数のFAQにする必要はありません。上のように内容ごとに該当ページへ整理すると、必要な場面で見つけやすくなります。
回答は医院の実際の運用に合わせて確定し、受付と院長で確認します。質問者の名前、病状、日時など、個人を特定できる情報を制作会社へ送る必要はありません。
公開前の確認は院長と受付で役割を分ける
| 院長 | 診療内容や治療表現 |
|---|---|
| 受付 | 電話番号・診療時間・予約案内などの日常運用 |
このように確認の役割を分ける方法があります。最終的に誰が公開を承認するかも決めておきましょう。
文章だけでなく、次の点も点検します。
- スマホで予約先まで進めるか
- 電話番号が正しいか
- 初診の持ち物が現状と合っているか
複数人が確認しても、意見をまとめる窓口を1つにすると依頼の重複を減らせます。
よくある質問
Q. 原稿がなくても相談できますか?
まずは基本情報と掲載したい診療内容を整理して相談しましょう。原稿支援の範囲はプランによって異なります。
Q. 古い写真はすべて撮り直すべきですか?
現状と一致し、利用権と画質に問題がなければ活用できる場合があります。誤解につながる古い写真から見直してください。
参考資料
医療広告に関する説明は、厚生労働省「医療法における病院等の広告規制について」を参照してください。個別の掲載内容は、公開時点のガイドラインと医院の実態に照らして確認します。
まとめ:まずは4つの情報をそろえ、不明点を見える形に
- 「基本情報」「診療内容」「写真」「運用情報」をそろえ、表記を1つに決める
- 提出物は担当と確認状況を付けて管理し、最新版を明示して共有する
- 公開前の確認は院長と受付で役割を分け、承認者を決めておく
Re:worthへの相談では、用意できる素材と、準備を手伝ってほしい項目をお知らせください。